POP作成で何をキャッチコピーに書くかの下書きPOPシート。

こんにちは、バラエティ雑貨 ハッピーパッチです。

POP作成でキャッチコピーを考える時、どんなメッセージ、どんな文章をキャッチコピーにするかって最初に悩むところですよね。以前手書きPOPの勉強会、講習を受けてプリントをもらいました。コト出しシートというものです。POPの文字を書く時に下書きするように、どんなキャッチコピーを書くかという下書きノートみたいな物です。商品によっては、沢山言いたい事があったり、沢山特徴があったり、便利な使い方が沢山あったり。そんなことを大量に書き込みます。でも、POPに書くのは その中から せいぜい2つ、3つを取り出して、そこに焦点をあてて、自分の言葉でPOPを書きましょうと説明を受けました。

そのシートがこれ ↓

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手書きPOPの講習を受けて思ったのが、POPって文字を書く時は足し算で、何を書くかという文章(メッセージ)の内容は引き算なんだなって思いましたよ。

POP文字って、字を重ねて書いたり、付け足したり、足し算で作り上げる。対して、文章は ひとつのPOPでいろんな事を言ってしまうと、結局何が言いたいの? と読み手に結局伝わらなくなってしまうので、言いたい事は絞った方が相手に伝わるという事で、沢山ある候補の中から絞った 内容で書いていく。 あれも言いたい、これも言いたいと思ったら、それぞれのテーマでのPOPを複数作った方が良いみたいです。

で、このシート、「コト出しシート」と命名されているんですが、オイラ的には「ことだしシート?」 って ちょっとピンと来ない。(笑) オイラなら、「価値出しシート」の方がシックリくる。ゴロ合わせで勝ち出しシートみたいで縁起も良さげ。 とか言いながら、そんな名前なんか実はどうでもいい。(笑)

POPに何を書くかと考えた時に、実は一番最初に考えるべきことがある。

それは、商品の認知度。

 

POPの本を数十冊読んだけど、この事を書いてある本はたった一冊しか無かったです。POPに何を書いたらいいの?って思う人は本当に多い。そこで本やサイトで紹介されている上手なPOPの ほとんどが認知度の無い商品が圧倒的に多い事に気付きました。

認知度が無いから、相手におすすめするメッセージが際立ちます。それはその商品を知らない人にこれが良いんだよって おすすめする文章です。普段の生活の中でも、自分が気に入った商品を知らない友人や知人に この商品はこんな所が素晴らしくて おすすめなんだよって、自分が使ったらこんな幸せになりましたよって、あなたも幸せになると思うよって伝えればいい。 そのスタンスで文章を書けば、お客にとって有意義なメッセージになります。

ところが、認知度の高い商品はそうはいかない。だって、おすすめしようとする商品、相手も知っているんだもの。メリットもデメリットも みんなが知っている。 そんな認知度の高い商品の 素晴らしさを人に伝えても、知ってるよって言われて聞きたいとも思わないでしょ。

そこにオイラは気付きましたよ。(笑)

POPの本で、売れなかった商品がPOPを書いたら売れちゃったとか、POPを書いたら売上が〇倍になったとかって本は やたらと多い。当然売りたい商品は認知度の低い商品だけとは限らないし、売上が上がるなら、どんな商品にもPOPを付けたいとお店の人なら みんなが思うのもの。

例えば、セロテープを売りたい。

さぁ、POPに何を書きましょうか。

POPの本を書いている著者や、ビジネス本では、価格競争に巻き込まれないためとか、安売りを止めなさいってテーマが多く、お店の人の心を揺さぶります。 安売りをしないで売り上げを上げる方法でPOPを考える訳ですから、このセロテープのPOPを作る時は、「激安」とか、「ポイント〇倍」とか、価格訴求をしない方向でどうやって書いたらいいのか。

悩みませんか?

POPを作ろうとしている、このセロテープが 他のセロテープと違った 何かの特徴があれば書きやすいです。 が、一般的なセロテープの場合 どうしたもんか・・・。

セロテープの特徴を言ったところで、みんなが知っていますよ。 紙などを接着する時に使うもので、手で千切るのは大変だからセロテープ台があれば さっと使う分だけで切る事が出来るので使う時も便利だとか、言うまでもないじゃないですか。ってか、そもそも誰に向けてそんなメッセージが必要なのかって、不思議に思っちゃいますよね。

セロテープを買いに来た人にセロテープここですよって案内するようなPOPは、別にそれで売り上げが増えるとも思えないし。

こういった認知度の高い商品に付けるPOPって、違う方向から考えないといけないんじゃないかって思うのです。

 

なので、オイラが考えるとすれば、入学や新学期などの文房具セットや図工セットとして、セット商品を作る。その中にセロテープを入れたセットにする。

または、ラッピングをする時にもセロテープって欠かせない物なので、ラッピング作業用グッズセットというセットを作りセロテープもそのセットに入れる。ラッピング教室に通っている生徒はみんな ラッピング作業用グッズ、セロテープ、ハサミ、両面テープ、ホッチキス、カッターなどを持参しているのです。

こういうセット商品を作って、セット商品としてのPOPを書こうと思えば、簡単に何をPOPに書こうかって浮かびやすくなると思います。これはひとつの考え方ですが。

 

という事で、認知度の高い商品につけるPOPは 商品の使い方とか、便利さなどの機能性で考えるのでは無く、別の角度で考えなくてはいけないと思います。

という自分がたどり着いた考え方です。忘れないように書いてみました。

読んで頂き、有難うございました。

では、また。

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