ネットショップにおけるキャッチコピーの作り方、考え方。ターゲット編。

こんにちは、バラエティ雑貨 ハッピーパッチです。

手書きPOPを勉強し始めて、いろんな事に気付きました。何に気付いたのかというと、考え方や役割がいろんな事に共通するという事。いろんな本を読んでみて、最初は「ネットショップで成功するための本」のような物から入り、「文章を読ませる」というような内容の本、「キャッチコピーの作り方」、「手書きPOP」に関する本、みんな書いてある内容で共通する事が沢山ある。そして、オイラは何十年も前に作詞家になるべく勉強をしていた時代がありまして、そこで勉強した事、習った事を思い出し、そこですべてに共通する事を習っていました。そうか、基本は一緒なんだ。テクニックがいくつかある事も、言葉の選び方や上手にパクる方法とか、オイラはすでに習得していたんだと気付かされましたよ。

そして、最近いろんな本を読んでいて、なかなか気づかなかった お店におけるキャッチコピーの書き方などが ようやく気付いたような気がする・・・こと。それをこのブログで書いてみたいと思う。

「POPのキャッチコピーの書き方、作り方」 というような内容の本に必ずと言っていいほど書いてある事。 それはお客の立場になって考えようって。

ハッキリ言ってね、こういう著者は 客の立場になれば分かるでしょって思っている。それさえ言えば分かって当然だろって。 ところが、POPの書き手の立場を分かってないんですよ。 客の立場になるってどういうこと? という疑問を持つのが大抵なのに、そこに気付いていないんですよ。客の立場になって考えれば、お客に有意義な内容が書けるでしょって思っている。 どうやって、客の立場になった文章を書く事が出来るのか・・・。その説明は一切書いていない本が本当に多い。そんな読み手に上手なPOPを紹介したって、なんの意味もない。ほとんどの人が、良いPOPなのは分かったけど、自分のお店で売っている商品に置き換えると、書く事が出来ない。何を書いたらいいのか分からない。そうなります。フレーズの作り方や書き方を書いている本はほとんどないから。商品から どんなフレーズを呼び出せばいいのかというヒントも書いていない。

じゃ、なぜ 客の立場で考えろと言われても、何を書いたらいいのか分からないのか。

著者の多くが勘違いしているのはPOPの書き手がお店の中でどんな立場にいる人なのかが分かってないし、どんな商品でも共通した作り方で良いと勘違いしているからなんです。

客の立場になれ!というくせに、書く人の立場になって説明していない! からではないでしょうか。

 

POPを書きたいのにキャッチコピーを書けない人って、どんな人なのか・・・。

 

POPを書く人は経営者とは限らない。

POPを書く人は、商品に自信があるとは限らない。

POPを書く人が仕入担当者とは限らない。

お客にとっての有意義性で仕入れを決定しているわけでは無い。

販売している商品が好きでも無かったり、こだわりも無かったり、愛着も無かったりする人

商品の良い所よりも、悪い所や欠点などが気になってしまう人。

そもそも、この商品を買うお客の気持ちが理解できない人。

自分なら絶対欲しくない商品を販売している人。

世間で認知度の高い商品を売っている人、お店。

 

 

代表的と思える事をピックアップしてみました。
こういう事だから、ピンと来ないんですよ。客の立場になるイメージが湧かない。でも、売り上げを増やしたい、商品を売りたいと思っている。上司にPOPを書けと言われている・・・など。オイラなりの解釈ですけど。(笑)

だって、その商品を買う人の気持ちが理解できない人は、客の立場になりようが無いと思いません? なら、お客に直接聞きましょうという本もあった。なんでこの商品を買うんですか?って聞いてみるって。でもネットショップは聞けないですよ。ww 楽天ではお客からのレビューを見ましょうって言ってたりしますが、レビューが無かったらどーすんの?って事は教えてくれませんってか 教えられない?(笑)

上記に掲げたタイプの人が、どうやってキャッチコピーを作るか、考えるか、という事は また次回以降にオイラなりの解釈で書いてみたいと思います。

 

今回は、タイトルにも書いた通り、ターゲットの話です。

どの本にも書いてある事ですが、ターゲットを絞ると効果が良いということ。

それ聞いても、上記に掲げたタイプに当てはまる人は、どうやってターゲットを絞るのかやり方が分からないでしょ。(笑) 特に経営者になれば、ターゲットなんか全員だよ! と思いがち。一人の人に絞りこむより、より大勢の人に買ってもらった方が売上が稼げると思ってしまいがちだから。

ターゲットを絞ると効果が良いというのは、いろんな事に共通するように感じます。それは商品ページだったり、チラシだったり、メルマガだったり、ブログだったり、POPだったり、バナーだったり、ポスターだったり、CMだったりってね。

 

そこで、オイラがその昔 作詞の勉強で習ったこと、その業界人に教えてもらったことがあります。

それは例えば、作品が2つあります。 それをCD化に向けて打ち合わせをした時に、AとBの2作品のどっちを選ぶか、となった時のこと。

出席者全員でその2曲に点数を付けます。すると、両方とも 平均80点でした。(100点満点中ですよ)

 

内訳を見た時、Aの楽曲は みんなが 80点を付けて 平均80点でした。

そして、もうひとつのBの方は、60点を付けた人もいるけど、100点を付けた人もいる。その結果、平均が80点となった楽曲。

 

これ、どっちの楽曲がヒットすると思います?

正解は後者のB なんですよ。

 

みんなが80点を付ける佳作は、それなりに好かれはするけど心に残らないと言われています。それよりも、Bのように60点の人もいるけど、100点を付けた人もいる。100点を付けた人がいるような楽曲の方が 後世に残ると言われています。 なんとなく、どうしてかって分かりませんか? 100点を付けたBの方が お気に入りとして残していく人がいるからですよね。 「歌い継がれていく歌のように」 という山口百恵の曲のタイトルと同じ要素なわけですよ。(これ、めっちゃ名曲ですよww この曲シングルになっていないのに最高傑作レベルと評判の名曲なんすよ。作曲は宇崎竜童氏です。)

 

音楽でも 商品でも同じだと思います。

100点を付けるような人に 営業しましょう! 販売しましょう! 売るのは商品ですよ。 ターゲット、ターゲットと言われ、ターゲットという相手から考えるよりも、売るのは商品なんですから、この商品を気に入ってくれそうな人は どんな人なのか? そういう考え方を持つのがスタート地点だとオイラは思うわけです。こじつけでも構わないんですよ。こんな人がいたら、この商品を気に入るはずだってね。

商品が全部 ターゲットを絞って、どんな人に喜ばれるかを優先して作られた商品とは限らないわけですから。

この商品はこんな人だったら喜ばれる・・・売り手側に都合のよい相手を想像する。その相手に向けて たどり着いた文章。 それが結果的にターゲットを絞ったと なっているハズだとオイラは思いますよ。

 

読んで頂き、有難うございました。

では、また。

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